補助金業務に関連するあれこれをご説明いたします。

1.経営計画書の概要

補助金申請時に求められる経営計画書は、単刀直入に言えば申請者の過去から現在を振り返り、今後の経営方針や経営目標などを明らかにするための計画書を言います。

主に次のような事項を盛り込む事になると思います。

・自社の概要
・自社のターゲット顧客
・競合他社
・自社の強み
・自社の課題や改善点(弱み)
・今後の経営方針
・今後の経営目標
・今後の経営方針と経営目標を達成するための効果的なプラン

どんな会社になって行きたいかが柱となるように感じます。

2.事業計画書の概要

補助金申請時に求められる事業計画書は、単刀直入に言えば今後の経営方針と経営目標(経営計画書に盛り込んだ内容)を踏まえて、申請者が現在から将来に向けて何をするか(すべきか)を明らかにするための計画書を言います。

主に次のような事項を盛り込む事になると思います。

・事業計画を実施する目的
・事業計画の具体的な内容
・自社のこれまでの取り組みとの違い
・競合他社との取り組みとの違い(差別化要因)
・事業計画を実施することで得られる売り上げなどの効果(理由も含めて)
・事業計画を実施することの社会的意義
・事業計画での取り組みにおいて発生する経費の内容

より具体的な活動内容が柱となるように感じます。

3.補助金業務における電子申請について

ようやく本邦においても、行政手続きにおけるデジタル化が進展してきました。
2021年9月のデジタル庁の設置もこうしたデジタル化に貢献しているのだと思います。

特に最近ではデジタル化の動きにより電子申請が出来るようになった補助金が多く見受けられます。
紙の郵送申請は減点対象になるなどの補助金もあり、国や各自治体では電子申請の普及させたい意向があると思われます。

ただし電子申請の場面では下記のような状況が見受けられるようです。

・電子申請そのものに不慣れであり、抵抗がある(そもそもデジタルに弱い)
・デジタルそのものにはある程度強く、ITリテラシーはあるものの、電子申請の際に画面上で入力する各項目がわかりづらく、どこに何を入力すれば良いのか分かりづらい

補助金の電子申請にはgBizIDのアカウントを取得していただく(アカウント取得は無料)のがよろしいかと思います。

gBizIDのアカウントのために必要な書類
・gBizIDのプライム登録申請書(画面入力後に印刷して実印を押印)
・印鑑登録証明書(法人の場合には印鑑証明書)

電子申請するためのアカウント取得するのに印刷・捺印・郵送提出ってどうなのって思わなくもない方もいらっしゃるかとは思いますが。

書類の作成も電子申請も結構大変そうですよね。

全部自分で調べてやるのはなかなかハードルが高いでしょう。
それなら専門家に聞いた方が早いし確実です。

「行政書士入江登喜夫事務所のホームページ」