昨日の福岡県行政書士会福岡北支部の総会の後の飲み会でのお話です。

酔っ払った私は「過去に知り合いの経営者10人に質問したら同じ回答が返ってきた話をさせて下さい」
と言って話し始めました。

良くある質問で「売上と利益とどちらが大切だと思いますか?」ってのがあります。

飲み会の席でのお話なので気楽に答えて下さい。と前置きした上で質問しました。
隣にいた女性行政書士の回答は「両方?」でした。

大正解!!!
私が聞いた10人の経営者は全員「馬鹿な質問は止めてください。両方に決まってます!」
でした。

経営者の皆様は「売上も利益も両方欲しい」んです。
考えてみれば当たり前です。どっちかなんて質問は愚問なんです。

「今は、ちょっとだけ売上が必要だから『売上優先』って言おう」
「今は、ちょっとだけ利益が必要だから『利益優先』って言おう」
「言うことがコロコロ変わるって言われるけど、両方できるなら両方って言うさ。
でも、両方やるのは出来ないって言うでしょ?だから『現時点で少しだけ必要な
もの』を指示しているんだけど。本質は『両方』なんだからコロコロ変わって無い
んだよね」

まあ、おっしゃりたい事は分かります。私も凡人だから「片方にして下さい」と
言ってしまいます。

でも、記憶のかなたにありませんか。
「お父さんとお母さんどっちが好き?」って質問。
答えられませんよね。だって、どっちも同じくらい大好きなんですから。
でも、質問は二者択一です。子供は答えられません。

その時に、優しく「『どっちも大好き!』って答えもあるんだよ」って
教えてあげたら子供は満面の笑みで「どっちも大好き!」って答える
でしょうね。

例えば、お母さんに「散らかしてないで、早く片付けなさい!」って言われた
時に、お父さんに「よしよし、お母さん、もう少し待っててあげてよ」なんて
言ったら、子供は「お父さん好き!」ですよね。
お父さんに「学校で何かあったって聞いたけど、どうなの?」って聞かれた時
お母さんに「何もなかったはずよ。だって私たちの子供なんだから」って
言われた時に「お母さん好き!」ですよね。

経営での感覚は、このハザマくらいの問題なんだと思います。
どう考えても「両方好き!!!」なのに、どっちかって言われたら、「今は」
の条件で少しだけ好きの針が振れる。
針が振れた逆が嫌いかと言えば「好き!」で、もしかしたら「大好き!」
なんですよね。

「二兎を追うもの一兎も得ず」って諺があります。
まぁ、その通りですね。
でも、「二兎を追わないと二兎を得ない」って事かも知れません。

頭を柔らかくして、「両方の可能性を求めながら、有望と思われる選択肢を
その時々で柔軟に選択する。そして固執しない」ってスタンスも重要なのかも
知れません。

飲み会での雑談でした。