お久しぶりです。
最近(2016年)に書かれた「コンピュータの性能向上から見るシンギュラリティの可能性」って記事を読んでちょっと前から気になってた事を書きたいと思います。
「コンピュータ(AI)が進化すると人間の仕事がコンピュータ(AI)に奪われる」みたいなのが、この記事の趣旨なんですが。
Anthropic(アントロピック)ってAIサイトでは「コード(プログラム)の90%をAIが書いている」らしいです。
正直、何か問題ありますでしょうか?
「仕事をする」って事は「付加価値が生まれる」つまり「富が生まれる」って事ですよね。
その富はコンピュータ(AI)は直接的には受け取れません。コンピュータ(AI)にとって富は直接的にはある意味、無価値でしょうから。
そうするとコンピュータ(AI)が生み出した富を受け取る存在が必要になりますね。
そう、きっとそれが人類です。
古くローマ時代を思い出してください。
貴族は仕事をせずに浪費をしていました。浪費する価値を生み出していたのは奴隷です。
つまり、仕事が奪われるのではなく、仕事をする必要がなくなるかも知れない未来が訪れる可能性が高いって事なのかも知れません。
ローマ時代の貴族と同じく付加価値の産出をコンピュータ(AI)に任せて、人類は労働をすることなく付加価値の浪費を行う未来なのかも知れません。
それって幸せでしょうか。「生き甲斐がない」って思う人もいらっしゃるでしょう。
「それってラッキー」と思う人もいらっしゃいますでしょう。
事象の捉え方は百人十色ですね。
でも、論説に惑わされて単純に「仕事がコンピュータ(AI)に奪われる!大変だ!!」じゃないかも知れないって事を思考して頂ければと思います。
