戦略とは
全然これまでのブログとは更に毛色が違いますが、私が過去に勉強・考察した戦略についての私なりの考えを整理してお伝え致します。
これまで会社の中やそれ以外の環境で聞き及び感じた戦略と呼ばれるものの概念は「所属する組織の最高位の指針・方針」である様です。
曰く営業戦略、曰くマーケティング戦略、曰く企業戦略。。。
「所属する組織」の中で最高位とは何でしょうか。
宇宙連合や国家連合(国際連合ではないです)と言った組織が無い以上、最高位の組織の戦略は「国家戦略」です。
ご存知の通り、国家とは以下が成立要素です。
・国民
・領土
・主権
・国際承認
国家に所属する国民が居て、国家が有する領土があって、その国家が主権を持ち、国際的に承認されれば国家と認められます。
不幸な例ですが、台湾は国家とは認められていません。地域と呼ばれています。
外観的に国民、領土、主権は存在しますが、国際承認が無いからです。
さて、最高位の「国家戦略」とは単純化すれば何でしょうか。
それは、このブログを読んでいる方なら耳にタコができるくらいに聞いた言葉。「人・モノ・金」です。
人・モノ・金
どういう注力分野・注力しない分野に「人」を投入するか
どういう注力分野・注力しない分野に「モノ」を投入するか
どういう注力分野・注力しない分野に「金」を投入するか
それが国家戦略を単純化したものと考えます。
外交の延長線上にある軍事
国家にはいろいろな側面があります。日常生活に例えるならばご近所付き合いが「外交」です。
国際社会における「外交」の基本は「力が強いか・弱いか」に尽きます。
「単独で力の強い国家」と「外交」して自国の利益を守るために「単独で力の弱い国家」が対抗するための方策は「他の国家を巻き込み味方になって貰う」です。
国際連合の本質
国際連合を表す英語をご存知ですか。そうです。United Nationsです。直訳すると「連合国」です。
世界史をそこそこ真面目に勉強したことのある方は「連合国」に対する言葉をご存知ですよね。そうです。「枢軸国」です。
そうです。国連は連合国の直系の組織なんです。
だから未だに我々の国家である日本に対して「敵国条項」と呼ばれる条文が国連に存在しているのです。
戦略の話に戻ります
話がずいぶん脱線しました。でも歴史認識の中では大切な知識だと思いますので記載させて頂きました。
「人・モノ・金」の話です。
これまで勉強してきた日本の法律を理解するのに最適なモノサシは「人・モノ・金」だと教わりました。
憲法と法律の違いは改めてここで語る必要がないと思いますが、国家が規定した戦略に基づき国家を運営するにあたり、その組織(国家)に属する要員(国民)にどの様にふるまって欲しいか・振舞って欲しくないかを決めるのが国であるなら立法はそれを明文化するに違いありません。だから「人・モノ・金」で読み解くと法律は理解しやすいのだと思います。
先に戦略と呼ばれるものの概念は「所属する組織の最高位の指針・方針」だと言いました。
マハンは海軍戦略を、コトラーはマーケティング戦略を記して、その分野の祖と言われています。未だに営業戦略の祖には出会ってませんけど。。。
例えば現在ではマーケティング戦略の目指すところは「売れる仕組みの構築」と言われる事が多いでしょう。
マーケティング戦略と営業戦略
ご自身の立ち位置や行く末を勉強する参考書は山のように存在します。
代表的なマーケティング戦略の参考になるのは、そこそこ古いですが以下の著書でしょう。すべてお勧めの考え方です。
孫氏の兵法
ランチェスター戦略
キャズム
イノベーションのジレンマ
代表的な営業戦略の参考になるのは、そこそこ古いですが以下の著書でしょう。
影響力の武器
ザ・モデル
営業戦略は使い方を間違えると事業は消失しますのでお取り扱いにご注意下さい。
まとめ
言い古された言葉ですが、何を目指すのかが戦略の根幹です。自分戦略を立案してみませんか。
最後に国家・軍事戦略を除くほとんどの戦略書の記載に漏れているのが「いつまでに」と言う時間軸です。
100年後に実現したいのでしょうか。生きてる内に実現したいのでしょうか。
元気なうちに実現したいのでしょうか。お孫さんやお子さんに残すために実現したいのでしょうか。
自分戦略を考える上で重要なのは時間間隔です。国家も戦略を立案するときに時間軸は設定しますが、その誤差範囲は100年単位なのかも知れません。だって「実現すれば良い」のだったら国家が存続する限り追い求めることができるのですから。
個人や企業の最終的に目指すのは「所属する地域・上位組織の幸せ」の様です。
個人として家族の幸せを目指すのは健全な考えです。ただし、往々にして男性は独りよがりになりがちです。別ブログでも記載しましたが「大切なご家族との会話(意思疎通・意見交換)」は本当に大切だと思います。
自戒の念を込めて。
お読みいただきありがとうございました。
そんな私は地域の気軽な相談相手になりたくて行政書士事務所を開業しています。
よろしければ私のホームページにご来訪下さい。